ソフトバンク、auに追い抜かれる。
とうとうその時はやってきた。ソフトバンクの基地局数がついにauに追い越されてしまったのである。純増数では、うさぎのごとくハイペースなソフトバンクだったのだが、途中で居眠りをして「基地局は58,000局だ!」と寝言を言っているうちに、純増数では今やカメになってしまったauが、基地局数で追い抜いていったといったところか。これでauは800MHzという周波数帯の有利さに加えて、基地局数でもソフトバンクを上回ってしまった。
ソフトバンク自身が公表する基地局数である58,000局は中継局を含んでおり、中継局もまたエリア改善に寄与していることはしているのだが、実際のところ使っている限りではどう贔屓目に見てもソフトバンクのエリアは劣っているとしか思えない。特に屋内の状況は相変わらず酷いものである。
写真は、今年の5月に吉祥寺の居酒屋で撮ったもの。立地は商業ビルの地下1階。ソフトバンクだけが弱いことが分かる。ちなみに、ウィルコムは圏外だった。
こちらの写真は、今年7月に練馬区中村橋の中華料理店で撮ったもの。立地は商業ビルの1階で、この席は入口からかなり奥に位置する。
ウィルコムは5本中2本程度だった。
写真のほかにも、東京メトロ茗荷谷駅の状況は相変わらずだし、一時期見られたような「目に見える」改善は感じられなくなった。
今後はどうなるのか。ソフトバンクの最近の動きを見ていると、特別割引の改悪があったり、社債の発行があったりで、あまり台所事情が良くなさそうである。ここから先は、エリアでは引き離されるばかりなのか。うかうかしていると今度はイー・モバイルにまで追いつかれかねない。
しかし残念ながら、ソフトバンクは「基地局数はauの倍」などと寝言をやめないところからして、まだ居眠りが続いているようである。
目を覚ませ!目を覚ますんだ、ソフトバンク!
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コメント
>>携帯電話基地局には、大出力のものから小出力のものまで様々です。数や周波数帯だけで優劣を語ったりしないようにしましょう。
投稿: ごみきっさ | 2009年7月18日 (土) 17時42分
でもこれだけ差がついていれば、数で判断したくなるし、なにしろ理に叶っているし。
事実つながりやすさについての満足度は3社中最下位です。(ただ改善傾向ではある)
投稿: よっさん | 2009年7月18日 (土) 19時28分
周波数の違い、と言えば以前の SBM 公式 VS ドコモ公式コメントのそれは両極端でしたね…。実際には 2GHz で屋内や障害物のある場合の伝搬は、直接波と反射波の組み合わせが支配的で 800MHz はそれプラス若干回折波が有利になるのがポイントです。
屋内などに関して多い誤解としては木造家屋でもそれなりの進入損失があるし(木材は誘電体、壁のモルタル地には金網があり弱いながらも遮蔽される)、ビルに至っては構造体による遮蔽が極めて強いので開口部からの侵入が頼りになります(茗荷谷駅の件は遮蔽そのものですね)。
従って直接波、反射波を問わずビリヤード球の軌跡のごとく、うまい具合に開口部からの到達経路があるか否かが重要かと考えます。
投稿: 昔は東通工 | 2009年7月19日 (日) 10時10分
ごみきっささん
基地局数だけではエリアの優劣を完全に決められないことは確かですが、周波数で有利なキャリアが不利なキャリアより上回ってしまえば、普通に考えればどうしても後者は劣ってしまうことになるでしょう。
使用感でも、ソフトバンクがauよりもよく電波が繋がるといった話は聞いたことがありません。
よっさんさん
3社中最下位は、当分続きそうですね。
改善傾向ではありますが、ペースは相当に落ちたように思います。
昔は東通工さん
茗荷谷の駅は、地上に開口している方向が一方向で、恐らくドコモはその方角に基地局があるのでしょうね。
ウィルコムは、さすがに駅構内に設置しているようです(未確認ですが)。
投稿: きっさ | 2009年7月19日 (日) 10時40分
さっそくどうもです。茗荷谷駅の構造、参考になりました。
話は変わりますが松戸市の某 UR 団地内商店街直近のビル上に、なんと SBM の少しふるい(ぎりぎりボーダ時代くさい)簡易局が立っていました。
キャパを考えるとビミョーな設備です…。
投稿: 昔は東通工 | 2009年7月19日 (日) 16時13分
ソフトバンクは通信障害が多過ぎますね。
それに復旧に時間がかかりすぎる。
保守をメーカ丸投げにしているんでしょうか。
やっぱり保守まで含めた本当の技術は金では買えませんね。
投稿: 冷飯屋 | 2009年7月23日 (木) 18時39分
昔は東通工さん
UR団地に簡易局とは、大した度胸ですね。
ボーダフォン時代から、エリア整備に相当苦心していた様子が伺えます。
こんなキャリアを買収して、基地局数目標を掲げるなんて、社長もちょっと無謀だったと思います。
未だに実質は達成できていませんし。
冷飯屋さん
どうやったら利益を上げられるかばかりに目が行って、本来ケチっちゃいけないところまでケチって変な風になっているのがソフトバンクなんですよね。
いくらSMAPを使ったところで、品質に難ありということが広まれば、そのうちダメになるでしょう。
投稿: きっさ | 2009年8月 2日 (日) 09時10分
レスが遅くなりました(^_^;)。確かにボーダ時代から 3G は微妙だったのは確かですね。
ところでタイトルでは au に抜かれた件が書かれていますが、先日はついに純増数でもドコモに抜かれてしまいました。数としては僅差ではありますが孫氏の自転車操業(オートバイ操業というウワサもありますが…)にかげりが出てきたのは確かだと言えるでしょう。
あとウソかマコトか中国某所のあやすぃ電脳マーケット街で、ドコモ 90x シリーズを持ち込んで SIM ロック解除をさせるというのをどこかのテレビでやっていました。現地の SIM を挿して一応使える状態になっていたようですが、国内でできるならやってみたい気がします(ボカスカ)。
投稿: 昔は東通工 | 2009年8月13日 (木) 00時25分
昔は東通工さん
孫さんは、国際人的な魅力があるのですが、何か裏に隠されているような雰囲気が消えないんです。
同じ国際的イメージでもボーダフォンより泥臭い感じがしてなりません。
基地局数のごまかしやコソコソとした値上げなど、どこかユーザーを馬鹿にしているような動きが多くて、好きになれないですね。
投稿: きっさ | 2009年8月18日 (火) 09時44分
SBMは、もうインフラを整える気はないでしょう。
とうとう純増数でドコモに抜かれましたし、馬脚が出て来たかな、という感じがします。
LTEもすぐには始めないみたいだし、どうするんでしょうね?
ひたすらiPhoneの売り込みに専念するんでしょうか(笑)
投稿: ヤマグチリョウタ | 2009年8月21日 (金) 00時48分
ヤマグチリョウタさん
実際、最初から整える気はなかったんじゃないかと思います。
ソフトバンクにとって、携帯事業はカネを産む卵で、46,000局の目標もアピールが第一目的だったと考えます。
その46,000局もまともに整備しないままに数字だけは整えて、品質は数字ほどの改善は実感できません。
今後もインフラ改善は全く期待できないでしょうね。とてもメインで使えるキャリアではなくなりました。
投稿: きっさ | 2009年8月21日 (金) 10時41分